意識を自分に向ける
うまくいかない時、想定外の出来事が起こった時、
『なぜだろう?』と、
意識を自分に向けて考えることがとても大切だと考えています。
自分に意識を向けることに対して、不安のようなモノが出てしまう人も
いるようです。
この不安のようなモノも、ココロの濁りが原因だと感じています。
例えば、病気など、何かトラブルが降りかかった時、
「何で私が?」、「ついてないな」、「悔しい」、「私ばっかり辛い思いして!」
と考えてしまう事は、意識が外側に向いている事から出てくる発言になります。
病気になったり、トラブルが起きてすぐの時には、
ココロがショック状態にある為、仕方ない一面もあるかと思います。
ただ、意識が外側に向いた状態(=自分にも責任があると自覚出来ないこと)が
ず~っと続いてしまうことが、一番の問題だと考えています。
仕事が忙し過ぎたり、毎日やらなければいけないことが多い日常を過ごしていると
自分に意識を向けることは、難しいように思います。
ちなみに、私は20代の頃、5年ほど営業や販売の仕事をしていましたが、
その時は毎日の仕事に追われ、カラダもココロも疲弊するばかりで、
周囲に対して、かなり長い期間、無意識にイライラを撒き散らしていました。
自分に原因がある、という事にも全く自覚が無いヒドイ状態でした。
頑張っているというより、頑張らされてしまっているので、
仕事というものに対して、
ストレスに対する対価でお金を得ているような感覚があったのです。
その反動からプライベートでは、我欲の為だけにお金を使っていました。
そうやって、自分のことを大切にせず、誤魔化しながら時間を過ごしていました。
その後、会社を辞め、ゆっくりと自分の事を考える時間を取り、
病院などには行くことはせずに、
ココロとカラダの回復に、一年以上費やしました。
意識を自分に向けることを実践するようになってから、
シンドイと思うことが起こっても、自然に知恵をしぼるクセがついて、
生きるって結構面白いな、と感じられるようになったように思います。
20代の頃の写真と現在を見比べて、
自分の表情・雰囲気が全く変わっていることに
驚きと、苦笑いがあります。