プライドという強い濁り
周囲の人と比較して、自分の立場が上だという思いが、
言葉や行動に自然に出てきてしまうことは、ココロの濁りがとても強い
不自然な状態を表します。
インターネットで買い物をした人が、ちゃんと商品が届いているにも関わらず、
「届くのが遅かった」というような口コミをしているのを時々見かけますが、
この場合、『お金を出して買った私の立場の方が上』というプライドが
にじみ出てしまっているように感じる場合があります。
本来、商品を送った売り手=買ったお客だと考えています。
対等であることが自然なことなのです。
こういう人は、逆の立場になったことを想像することが出来ないだけでなく、
自分の抱えている日頃のストレスを転嫁させて、ここぞとばかりに吐き出し、
濁りをまき散らしている可能性が高いように感じています。
食品の異物混入などに対して、ツイッターなどで拡散させてしまうことも
同様に感じています。
こういう状態を長く続けていると、表情は険しく、ギスギスした感じになってきて、
どんどん体調が悪い方向に傾いていく世の中に変わってきています。
私もこのブログを書いてアップする前に、何度か読み返してチェックしています。
自分で、最初に思いつくままに書いた文面には濁りが混じっている
可能性が高いことが分かってきました。
人によって割合は違うようですが、
ココロには濁りがランダムに練り込まれているようです。
困っている人や病気である人に対して、『かわいそう。』『大丈夫?』『頑張って!』
という言葉の中にもプライドが混じっている場合があります。
『うらやましい』や『いいなあ~』という言葉にも全てではないですが、
濁りを感じることがあります。
そのプライドという濁りを含んだ言葉には、相手の前向きなエネルギーを
奪い取ってしまう効果もあるように感じています。
上記のような言葉を言われた時、
どこか違和を感じたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本来のプライドとは、上とか下、高いとか低いとかでは説明出来ないことに
なります。